理学療法士、バイクの免許を取りに行く【⑤ 5時間目〜6時間目】S字とクランクと坂道と初ゴケ

理学療法士、バイクの免許を取りに行く【⑤ 5時間目〜6時間目】S字とクランクと坂道と初ゴケ バイク
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こんにちは、おばんです。

今回は5〜6時間目の内容です!


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1. 5時間目

5時間目からはS字とクランクでの走行練習を行いました。

5時間目ともなれば教習にも慣れてきて、緊張もさほど感じなくなっていました。早くバイク乗りたいな〜と思いながら、教官を待ちます。

一通りストレッチやバイクの取り回しを終えたところで、教官がやってきました。

『準備は大丈夫ですか?』と聞かれ、ウキウキしながら「大丈夫です!」と答えましたが、この時ヘルメットの紐を締め忘れていて教官から注意されました。

今まで忘れた事はなかったので、今回はたまたま忘れてしまっただけだと思っていましたが、今思うと慣れてきて気が緩んでいたんだなと思います。

その時は軽く考えていましたが、この気の緩みが“アレ”に繋がったと思います。

まずはS字から練習しました。

最初に教官からポイントを教えてもらいました。

  1. S字は2速で実施
  2. 外側から入り曲がる時に内側に入りつつ、外側にまたポジションを取る
  3. 目線は進行方向に向ける
  4. 曲がる時はバイクを倒す感じ
  5. スピード調整はリアブレーキで実施

S字走行では時間制限はないため、焦る必要はありません。しかし、コースにあるパイロンを倒すと試験では失格になるため、注意が必要です。

実際、そこまでスピードも出さなくていいし、バイクもそこまで傾けないので慣れれば問題ないと思います。走行時の位置取りをちゃんとしていれば簡単です。僕の場合、S字走行は難なく行う事ができました。

次はクランクです。

ちなみに僕の中では1番クランクが難しかったです。

クランクはS字のような滑らかなカーブの道ではなく、直角のカーブがある道です。

教官から指導された内容として

  1. クランク進入時のギアは1速
  2. 進入後はリアブレーキをかけつつ半クラしながらスピード調整
  3. 進入時は通路の外側にポジションを置き曲がる時に内側へ入る(S字の動きと同じ)
  4. 走行中の視線は曲がり角の先を見る
  5. バイクは傾けずハンドル操作で曲がる
  6. もし倒れそうになったらアクセル調整でバイクを起こしリアブレーキでスピード調整
  7. 半クラでも良いが極力アクセル操作でスピードを上げる

こんな感じでした。文章にすると単純なんですけど、やってみるとこれがまた難しいんです(僕が下手なだけだと思いますが…)。

クランクはスラロームと違い、緩やかなカーブではなく直角で曲がる必要があるためある程度スピードを落とす必要があります。

バイクが低速になると言う事は、その分不安定になりやすいため、曲がり角でバランスを崩しやすくなります。僕もやっていて何回か転びそうになったりエンストになりかける事もありました。

教官からは極力アクセルワークでやった方が良いと言われましたが、僕はアクセルワークより半クラッチでスピードを調整した方がやりやすかったです。曲がるときに半クラにするとバイクに動力が伝わって少しスピードが出るので、安定して行えたと思います。

ちなみにクランクでも目線が非常に重要となります。目線を下げたり、ハンドルばかりに注意が向いてしまうと身体の力が抜けず、スムーズなハンドル操作が行えません。ここでも僕は怖くて目線を進行方向に向けることが難しかったです。慣れてくれば恐怖感も多少軽減するので、視線を進行方向にしっかり向けて走行することができました。実際、進行方向をきちんと見ながら走行すればハンドルも自然に操作できると思います。

あともう一つ、クランクは低速走行なので、ふらついてしまうと思います。そのため、しっかりニーグリップはするようにしましょう!

しっかりニーグリップができないと足が開いてしまったり、手の力でバランスを取ろうとするためハンドル操作が難しくなってしまいます。教官にも言われましたが、バイクと自分が一体化するくらいニーグリップをする必要があります。

しっかり安定化を図れば、クランクはさほど難しくないと思います(慣れも必要だと思いますが…)。

ちなみに僕は低速で曲がる事が非常に下手くそだったので、低速かつ小回りでの8の字走行の練習も行いました。特に右回りだと手に力が入ってしまい、変にアクセルをふかしてしまったり不安定になることが多かったです。

色々と練習していると、5時間目が終わりました。


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2. 6時間目

6時間目からは踏切と坂道の練習を行いました。

踏切に関しては特に難しいところはありません。

  1. 踏切前で一時停止(この時にギアを1速)
  2. 周囲が安全かどうか目視で確認
  3. 周囲の確認後、発進

自動車免許を持っている方ならば分かると思いますが、踏切は普通の一時停止と変わりないので特別新しい事は行いません。

しかし、踏切で注意しなければならないのはエンストです。検定の際、踏切内でエンストした場合、一発で不合格となってしまいます。緊張してクラッチ操作を誤り、エンストする可能性かあるため、本番では注意が必要です。

普段の一時停止だと思えばそこまで心配する事は無いと思います。

次は坂道発進です。

坂道発進は自動車免許の取得の際に苦手だったので、バイクでも少し不安がありました。現在使用している車はオートマ車なので、坂道はなんとも思いませんが、マニュアル車だとそうもいかないので気合い入れて行わないとですね!(僕だけですかね)

ポイントとしては

  1. 坂道の途中で一時停止しギアを1速にする
  2. リアブレーキ踏んだままフロントブレーキから手を離す
  3. 2000回転過ぎくらいまでアクセルを回す
  4. 半クラッチにして動力が繋がったらリアブレーキをゆっくり離す
  5. バイクが動く(アクセルと半クラはそのまま)
  6. 下る時はゆっくり(エンジンブレーキとフロントブレーキ、リアブレーキ、クラッチを使う)
  7. 周囲が安全ならばそのまま本線に合流(車がいる場合は停止)

色々と注意点がありますが、坂があるだけでやってる事は一時停止からの発進と変わりないです。しかし、坂道ではブレーキをしないとバイクが後退してしまいます。

アクセル操作をする分、フロントブレーキを使用する事が難しいため、リアブレーキをきちんと使う必要があります。

坂道で停止した後にアクセルを回してクラッチを繋げる必要がありますが、ここが一番難しいのではないかと思いました。

回転数を2000回転過ぎくらいまでにすると言われましたが、ここのアクセル調整がシビアでした。バイクに乗る人なら分かると思いますが、アクセルを回すと簡単に回転数が上がる為、僕にとって2000回転という状態を維持する感覚が掴み難かったです。

坂の途中でブーンブーンとふかしまくり、1人で焦っていたのを思い出します(笑)

教官からは『あまりメーターを見過ぎずに音で回転数を意識して下さい。』と言われましたが、僕の場合は緊張し過ぎてほぼメーターばかり見ていました。慣れれば音で判断する事は可能なので、教習中の方は頑張って下さい!

次は回転数を維持しつつクラッチを繋げていきます。ちなみに半クラッチにする過程で、どのタイミングでクラッチが繋がったか判断する必要がありますよね。

平地ならば半クラッチにするとバイクが進み始めるため、繋がったタイミングが分かりますが、坂道はリアブレーキを踏みっぱなしなのでバイクが動きません。

じゃあどう判断するの?ってなりますよね。判断基準は2つあるみたいです。

  1. 半クラッチになるとエンジンの回転数が下がる。
  2. 半クラッチになるとバイクが少し沈む

メーターを見ると半クラッチのタイミングで回転数が下がるため、判断がしやすかったです。もちろんエンジンを音も明らかに変わるので、音で判断する事も可能です。上記にもありますが、僕はメーターをガン見する事で対処しました(笑)

バイクが沈むのもなんとなく感じますが、緊張してるとよく分からないです。なのでとりあえずはメーター頼りでいいのかなーって思います。

半クラッチにしてもリアブレーキを踏んでいるためバイクは進みません。そのため、徐々にリアブレーキを緩める必要がありますが、ここで焦ってクラッチを早く離しすぎてしまったり、アクセルの回転数が維持できないとエンストします。

必ずアクセルと半クラッチはそのままにリアブレーキをじんわり緩めるようにして下さい。そうするとゆっくりとバイクが進みます。

教官には2000回転を維持と言われましたが、個人的にはもう少し回転数を増やした方が発進が安定したような気がします。

もしリアブレーキを緩めてもバイクが進まない場合は少しアクセルを回す、クラッチを緩めると進むと思います。やり過ぎるとエンストしたり急発進する可能性があるため、注意して下さい。また、意外とリアブレーキを踏みっぱなしにして進まなかったパターンもあるみたいなので、気をつけて下さいね。

進んだ後はゆっくり坂を下るだけなので問題ないと思います。

もし発進時にエンストした場合はしっかりブレーキをして後ろに後退しないようにして下さい。検定時に一発アウトにならないよう落ち着いた後に再挑戦しましょう!

坂道発進の練習が終わった後、時間が余ったので検定コースに沿って走行する事になりました。

僕が通っていた自動車学校では2つの検定コースがあり、卒検時はどちらかの検定コースで実施する事となっています。検定コースを走行するのは初めてだったので、今回は今までの課題の復習を行いつつ、コースを覚えていく感じでした。

まずは発着所でコースを覚えてから走行しましたが、完全に覚えきれてなく課題を飛ばしたり、曲がる角を間違ったりして頭の中がゴチャゴチャになってました。自分の記憶力の無さに悲しくなりましたね。

その後は色々課題をこなしながら走行していましたが、スラロームの練習をしたいと思い、スラローム課題へ向かいました。

スラロームの際、パイロンを曲がるタイミングを誤ってしまい、曲がり切れなさそうだったので、車体を傾けつつ、“フロント”ブレーキをかけました。

何を思ったのかリアブレーキでなくフロントブレーキをかけてしまったのです。

その瞬間、バイクが滑るように倒れ、僕もコケてしまいました。その瞬間は何でコケたのかと思っていましたが、普通に考えるとフロントブレーキのかけすぎでタイヤがロックしたのが原因です。俗に言う握りゴケというやつですね。

やってしまった〜と思いながらバイクを起こそうとしましたが、1つ気がかりな事がありました。

「そういえばバイクの引き起こし方教わってないけど出来るかな…」

そうです。僕、引き起こし方を教わってなかったんですよ!

初回の1時間目の時に教えてもらうもんだと思っていたのですが、特にそのような事はなく今まで教習を続けていました。

どうしようと思う事もありましたが、そんな時に頼りになるのがYouTube先生です!

バイクの引き起こし方で調べれば沢山動画が出てくるので、それを見ながら自分の中でイメージしてました。実際にやる機会が無かったのですが、今回バイクを倒してしまい6時間目で初チャレンジという形になりました。

できるかな〜と思い、内心ビクビクしてましたが、やってみると意外と簡単でした。教習所のバイクにはエンジンガードが装着されているため、倒れた時に真横ではなく少し斜めに角度がつくんですよ。

そのまま斜め上に押すように持ち上げる事で引き起こす事ができました。

その後、教官から再度指導を頂き、練習を再開しましたが、初めてコケたので少しショックでした。

そんなこんなで6時間目が終わりました。


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3. 5〜6時間目の感想

今回の教習ではヘルメットの紐を付け忘れたり、スラロームで握りゴケをしたりと散々な結果でした。

僕自身、バイクに乗る事に慣れてきた事もあり、気が緩んでしまった事が原因だと思います。

スラロームでの転倒直後は身体の痛みはなかったのですが、教習が終わった後から右手首に少し痛みが出てしまいました。

おそらく転倒の際に手首を捻ってしまった事による痛みだと思われます。生活に支障が出るレベルでは無かったので、特にケアをする事なく過ごし、徐々に痛みも無くなりました。

実際、教習生が行うスラロームなので、そこまでスピードは出てなかったと思いますが、それでも怪我をしてしまうんだなぁと実感しました。

そう考えるとスピードが出た状態で転倒してしまった場合、とんでもない怪我を負う可能性が高いですよね。

仮に公道で走行中、今回の僕のようにヘルメットの紐をつけていない状態で走行し転倒してしまったら、その勢いでヘルメットが飛んでいき頭部を守れない事になります。そうなると怪我どころか死んでしまいますよね

バイクに乗る事は楽しいですが、1つ間違えば最悪の事態になるケースもあるため、改めて気を引き締めて教習に臨もうかと思います。

今回はとりあえず反省する事が一杯な教習でした…。

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